10/03/06 14:58:06 gdYv0G2x0
>>57
勝ち組だと思ってた正社員が、倒産、リストラにあって、なかなか再就職先が決まらず、
派遣の仕事とかしている人もいるが、怠けていた訳ではない。
日本社会の構造が全て悪いわけではないが、オランダのように、少ない仕事を
シェアして社会の安定を目指すような仕組みがないのが大問題。
韓国や中国の技術や生産性が向上し、日本はコスト競争力だけでなく技術的優位性も低下し、
日本国内での生産は難しくなり、雇用の問題が大きくなる。
また、日本の電機、鉄鋼などのシェアは大きく低下し、自動車だけがシェアを
死守しているが、いつまでもつかわからないし、海外移転の可能性は高い。
為替や高賃金、高い法人税、厳しい労働基準法、企業が逃げる要素が大きい。
正規雇用を増やすとかではなく、むしろ正社員ですら解雇し易くして、
労働力の流動性を高くし、企業が国内に留まりやすくしないといけない。
そのかわり、労働をシェアし、再就職のハードルを下げ、失業率を下げる。
少ない仕事をシェアする以外に生き残る方法はない。同じ仕事を終身雇用できるのは
もはや不可能である。限られた仕事をシェアしたり、一時的に発生する仕事を
分担して行うしかない。文句を言わず、発生した仕事を黙々とこなすしかない。
そういう中で公平性を保つには、同一労働同一賃金、ワークシェアリング導入はかかせない。
20年以上前にオランダがそのような状況に追い込まれ、その必然性からこの制度は生まれた。