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"公設派遣村"無断外泊報道 偏見から離れられないのか
NPOもやい事務局長・湯浅誠
「やっぱり、ダメな人たちなのね」いわゆる"公設派遣村"の『二〇〇人無断外泊』報道で、そう感じた人は少なくないだろう。
二万円の就職活動費をもらったら、それを酒やタバコに使って行方知れず…。
そう聞けば、誰だって「何やってんだよ」と思う。
ましてやそれが「税金」ならば、ただ呆れるだけでは済まされない。
五五〇人のうち、二〇〇人が「そういう輩」だとすれば、"公設派遣村"の取り組みなど、もはや不要とまで言われてしまうだろう。
一昨年、私たちが「年越し派遣村」を主宰したときも、一月七日には二万円の現金が支給されたが、それを持って消えた人はほとんどいない。
では去年と今年の「違い」とは何か?
一つには、そもそもそんなに多くの事実があるわけではない、ということだ。
「無断外泊」と言えばいかにもルール違反の印象を与えるが、それはもともと朝食数と夕食数からの
「推計」でしかなく、ハローワークでの求職活動や就職面接、アパート探しで戻りが遅くなり、
夕食を取り損ねた人も多数含まれる。
実際に外泊した人たちの中にも、翌朝早くに福祉事務所等へ行くことが決まっていたため、三五人
相部屋の今の施設には戻らず、一泊だけネットカフェ等で「ホッと一息」ついた人もいる。