09/07/27 23:35:28 d+XIdLco0
僕は仕事でいろいろな人と関わってきました。
病院というのは本当に多種多様な人たちが集まるところなのですが、そこで働いているうちに、
「貧しい人はすべからくかわいそうな存在であり、社会が手をさしのべてあげなければならない」
という「理想」に対する違和感も抱くようになってきました。
そんなに体がきつそうには見えないのに「病気で働けないから、診断書を書け!書かなかったらどうなるかわかってるんだろうな……」と訴える(?)人。
「薬代が高くて、飲みたくない。減らしてくれ……」と言いながら、待合室ではずっとパチンコの話ばかりしている人。
夜中に酔っ払って来院し、「ここは市民の税金でやっている病院だろ、入院させろ!」とスタッフに怒鳴り散らす人。
正直、「貧困にあえいでいる人」が、みんな『フランダースの犬』のネロみたいな人だったら、僕だってもう喜んで出せるものは出します。
でも、現実は必ずしもそうじゃない。
「自己責任じゃないのか?」と言いたくなるような事例にも、「貧困」であれば援助すべきなのか。