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アルプス電気が工場再編 福島3拠点900人、宮城へ
電子部品大手のアルプス電気(東京)が、生産拠点再編に伴う人員計画として、
閉鎖の見通しとなっている相馬工場(相馬市)など福島県内の3工場から、
正規社員約900人を年末までに宮城県内の3工場に異動させる方針であることが13日、
分かった。
関係者によると、相馬工場(通信デバイス事業部、正規社員約630人)、
休止が検討されている平工場(ペリフェラル事業部、約120人、いわき市)、
それに小名浜工場(同部、約720人、いわき市)を加えた3工場から、
約400人を角田工場(角田市)、約280人を古川工場(大崎市)、
約230人を涌谷工場(涌谷町)に移す。
同社はまた、車載電装事業部などの古川工場で商品開発力と販売力を
強化する方針を固めた。引き替えに生産拠点性を抑える必要があり、
同工場の生産ラインの一部をコンポーネント事業部の涌谷工場に移す。
これらの生産拠点再編などに伴い、宮城県内3工場の正規社員数は年末までに
古川約1600人(現在約1260人)、涌谷約1000人(約700人)、
角田約850人(約530人)に増員される。
同社は世界的な景気悪化を受けた受注の落ち込みなどから人員削減、
生産拠点再編の検討を進めてきた。相馬工場は年内閉鎖が見込まれるほか、
平工場も再編対象になり、従業員の就業先確保が問題となっていた。
同社は今後の労使交渉などで詳しい計画を従業員らに説明するとみられ、
人事発令は5月中旬ごろからになる見通し。
本社広報部は「再編や人員体制は検討中」と話している。
一方、涌谷町の大橋荘冶町長は「涌谷工場には、小さな工場を誘致したのと
同じぐらいの従業員が増員される。大いに歓迎する」と話した。
2009年03月14日土曜日