09/02/12 22:47:45 QGwh7NjR0
起こるべくして起こった秋葉原通り魔殺傷事件
─ところでトヨタといえば、金にものを言わせた広告戦略が有名ですが、
広告出稿料は、実に年間100億円以上。昨年11月には奥田氏が「厚労省叩きは異常な話。
マスコミに報復してやろうか。スポンサーを降りるとか」と発言をして、大きな波紋を呼びました。
「マスコミのトヨタタブー」というのはいまだ根強いでしょうが、最近では、
派遣や期間従業員切りなどが大々的に取り上げられるなど、変化が訪れているように思います。
現場の方々は、これらをどのように見ていますか?
【A】 確かに最近は、業績不振などネガティブなニュースがたくさん報道されています。
しかし、経営陣はそれらをあえて容認しているところもあると思う。というのも、
「業績不振による派遣切り」と報道されると、世間は「そこまでトヨタの経営は厳しいのか」と取ってしまう。
結果、世間の同情を買うことにつながり、リストラや解雇の容認を助長することになってしまう。
【C】 本当に危険なのはリストラ後ですよ。これからさらに失業者が増え、犯罪や自殺者も増えるはずです。
【D】 路頭に迷っているのは日本人だけではない。これまでトヨタ子会社や系列会社ではブラジル人や中国人、
ベトナム人など、たくさんの外国人労働者を受け入れてきた。彼らの多くは、母国のブローカーを通じて来日し、
工場では実習生という名目で迎え入れられるため、時給は数百円。派遣社員よりもずっとひどい待遇です。
会社を解雇されて、「もう日本に用はない、でも金がなくて帰国できない」という外国人労働者は本当に多い。
彼らが犯罪に手を染める可能性は、極めて高いと思います。
【C】 昨年6月に起こった秋葉原通り魔殺傷事件の加藤智大容疑者が、
トヨタ系列会社・関東自動車工業の派遣社員として働いていたのは有名な話。
犯行動機のひとつは、"派遣社員として働くことの不安"というものでした。
彼の凶行は、決して許されるものではありませんが、非正規労働者だった者からすれば、
彼がどれほど自分自身の将来を悲観していたのかは想像に難くありません。
今後も企業が非正規労働者のクビ切りを続ければ、第二、第三の秋葉原通り魔事件も続いてしまう。
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