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滋賀労働局:日本電気硝子を是正指導 「偽装請負」と県労連指摘 /滋賀
ガラス製造大手「日本電気硝子」(本社・大津市)と同社子会社「ニューマンパワーサービス」(東近江市)が、18人の請負労働者に
事実上の派遣業務をさせていたとの指摘などに基づいて、滋賀労働局から是正指導を受けていたことが分かった。これらの労働者のう
ち18人が加盟する県労連は「実態は派遣労働で、偽装請負に該当する。この状態で長年働いた労働者は、正社員として雇用すべ
きだ」として同社に直接雇用を求めている。
県労連などによると、18人は請負会社「エー・オー・シー」(本社・金沢市)など2業者と契約していた20~50歳代の労働者で、
日本電気硝子の能登川事業場(東近江市)で勤務、多くが3月末で解雇された。製造現場の「申し送りノート」では、日本電気硝子
の担当者が欠陥品の廃棄を指示するなど、請負労働者を直接に指揮・監督しており、偽装請負に当たるという。県労連は「本来は製
品を納入するだけの請負関係なのに、逸脱している」と指摘している。
このうち10人前後はこのような事実上の派遣勤務を3年以上続けており、「職業安定法に違反しており、直接雇用すべきだ」と3月に
労働局に申告していた。
同局は6月11日付で日本電気硝子に文書で是正指導を行った。同社総務部は「業務の一部に改善すべき点があった。
行政の指導を仰いで適切に対処したい」とする一方で、直接雇用については「コメントを差し控える」とした。【安部拓輝】