08/12/08 01:39:54 XrYtpny+0
キヤノン 「非正規切り」の一方
1年間で剰余金2800億円増
正社員7万人分
URLリンク(www.jcp.or.jp)
キヤノンの100%子会社である大分キヤノンと大分キヤノンマテリアル(いずれも大分県)あわせて約千二百人の派遣・請負の
非正規社員の解雇が計画されています。同じく100%子会社のキヤノンプレシジョン(青森県)では約五百人の「非正規切り」。
非正規社員は時給千円、一日八時間、月二十一日勤務として計算すると年収二百万円余(残業代含まず)です。非正規社員約千七百人
の雇用を維持するには約三十四億円で可能です。また、生産現場での正社員の年収は長浜キヤノン(滋賀県)で約四百万円程度
(四十歳代)です。これをもとに計算すると、非正規社員約千七百人の正社員化も約六十八億円程度でできます。
一方、キヤノンは七―九月期決算でみると、社内にため込んだ剰余金は九月末で三兆三千億円を超えます。この一年間に増やした
分だけで約二千八百億円です。非正規社員十四万人の年収分、生産現場の正社員七万人の年収分に匹敵します。約千七百人の非正規
社員の雇用維持に必要な額は、剰余金の一年の増加分のわずか1・2%にすぎません。正社員化にも2・4%で足ります。
また、キヤノンは「減益」だとしていますが、一―十二月の一年間で五千八百億円もの営業利益(連結)を見込んでおり、雇用を維持
する十分な体力があります。また、株主への中間配当(八月、一株当たり五十五円)だけで約七百十五億円にのぼります。非正規社員
約千七百人の雇用維持に必要な額は、その5%にもなりません。