08/11/21 18:41:17 RNZ8DP5o0
名前:名無しさん@そうだ登録へいこう[] 投稿日:2008/11/12(水) 20:24:49 ID:DsJRCUpy0
トヨタ自動車系の車両組み立て会社「トヨタ車体」が、生産現場にいる派遣労働者を廃止し、
直接雇用する期間従業員に切り替えることが分かった。2004年の派遣労働者法改正の影響で
増えた派遣社員の契約が2009年ごろに一斉に切れるためで、トヨタ車体は今年10月から
派遣労働者を頻繁に配置換えして実質的に継続雇用しようとした。だが、派遣労働者法に
違反すると指摘されていた。
トヨタ車体は9月末時点で約3200人の派遣労働者がいる。10月からは派遣労働者を
3か月と1日ごとに、同一生産ラインの中で昼勤務と夜勤務に交代させる人事制度を順次
導入しようとしていた。
ただ、派遣労働者法は、企業が派遣労働者を雇用する場合は同一職場で3年を上回っては
ならず、再び雇用するには、使用しない「空白期間」を3か月超設けるように定めている。
トヨタ車体は「昼勤務と夜勤務で代われば同一職場ではない」としていたが、厚生労働省が
9月26日の通達で「同一の業務を処理することが必要な場合は直接雇用などにすべきだ」
との見解を示したため、10月14日にこの人事制度の導入を中止することにした。
トヨタ車体広報室は「派遣労働者は短期間の職場で用いるべきとの法律の趣旨に従った」と
説明している。
トヨタ車体はハイブリッド車「プリウス」などを生産し、トヨタグループ内では比較的高水準の
操業を保っている。現在、派遣労働者に期間従業員に応募するよう呼びかけたところ、約6割が
応じる見通しという。不足分は中途採用などで補うことを検討している。
■2004年の派遣労働者法改正
派遣労働者が製造業に従事できるようになった。07年には派遣受け入れ期間が3年間に
延長されたが、派遣契約が一斉に切れる2009年ごろには、企業側は派遣労働者を
直接雇用などに切り替えねばならず、多大な人件費が発生すると懸念されている。
URLリンク(chubu.yomiuri.co.jp)