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<かずさアカデミアパーク>経営が破綻 千葉県も出資
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1月25日20時38分配信 毎日新聞
千葉県が35.9%を出資し、ホテルやスポーツクラブなどを経営する第三セクター
「かずさアカデミアパーク」(木更津市、相原茂雄社長)が25日、千葉地裁に民事再生法の適用を申請し、
経営破綻(はたん)した。負債額は57億6900万円。
県は80年代前半、バイオ関連企業や研究施設を丘陵地約273ヘクタールに誘致する構想を策定。
成田空港周辺の開発、千葉市の幕張新都心開発と並ぶ3大プロジェクトの一つとして、
これまでに基盤整備費など約500億円を投資した。ところが、誘致が進まず、
立地企業は計画段階も含め現時点で15社。分譲・賃貸する企業用地149ヘクタールのうち
約44%が手つかずとなっている。
三セクは91年に設立されたが、立地企業からの協力金が十分集まらず、05年に債務超過となり、
金融機関から借り入れできなくなった。以後、県は運営資金として毎年3億~5億円を貸し付けてきたが、
存続は困難として10年度の貸し付けをしないことを決めた。貸付残高は17億3900万円。【森有正、倉田陶子、斎藤有香】