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スエオキ平原を覆い尽くした王国軍。
その奔流は、一気に共和国の領土になだれ込む。
しかし英雄とは、絶望の中でこそ輝き、その力を増すものである。
カプコン傭兵団のハンター将軍率いる部隊が、
守りの疎かになったケイタイ大陸方面から、
烈火の如く進軍を開始したのである。
その数、先陣部隊だけで80万。
彼の大演習に匹敵するだけの兵が、
地勢の悪いケイタイ方面から進軍してくるなど、
誰に予想出来たであろう。
人と猫と竜の混成部隊が王国の守備隊を切り裂く。
マリ王は一人考えていた。
既に王国主要部隊は敵陣深く侵入しており、
今引き返したところで、救援は間に合わない。
ならば、このまま進軍を続け、火焔と爆風がケイタイ大陸を嘗め尽くす前に、
共和国本営を叩き、戦意を喪失するまで、完膚無きまでに踏みつぶすのみ。
この危機こそ、新兵装「手輪」を手に入れたの新鉄騎隊の力を、
神々に示す最大の好機とならん!
「鉄騎隊を招集せよ!マリ王が出るぞ!」
この決断の行方は、オ・キャクサ・マーのみぞ知る。