10/05/20 09:44:46
一方、2戸のワンルームマンションはいずれも東京の足立区で、賃料は60,000円と70,000円です。
同じように管理費などを差し引くと年間の収入は約100万円なのに対して、返済額は約250万円にもなります。
これら4戸のマンションで、年間返済額は約530万円となります。約20年間でおよそ1億円の返済をしていることになりますが、ローンはまだ10年以上残っています。
Sさんは勢いで最初の1戸を買ったのですが、その後は営業マンに「これはどうですか、あれはどうですか」と勧められるままに、2戸目、3戸目と購入していったのだそうです。
年収が約1千万円あり、銀行もほぼ無条件で融資をしてくれたようです。当時は子供も小さかったので、持ち出しがあっても返済はあまり苦になりませんでした。
しかし、給料が下がり始めるのと同時に、2人の子供も中学、高校へと通うようになり、教育費も無視できない額になりました。
また、賃貸している部屋が空いてしまい、賃料が入らずに給料の半分以上がなくなってしまうこともしばしばあったようです。
賃貸管理会社から言われるままに、賃料を3,000円下げたり5,000円下げたりといったことを続けていたようです。
「もう、返済するつもりはありません。7月に子供の授業料の請求書が届いたのですが、その中に退学届けも同封されていたのです。大学4年生なのですが、ここで辞めさせたら一生恨まれますよね」と苦笑いをされていました。
販売活動を行い、東京の2つのワンルームマンションは、700万円と860万円で買い手が付きました。
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