09/06/10 14:29:59 viHjTN4r
>>211
音楽に限らず文系は母体がぼんやりしているから、
理論系でもどうしても結果に揺れが生じるかな。
そこが分野の持つ弱みでもあり、面白さでもある。
まさにセンスの見せ所なんだ。
>>208 >>209 の例で言うなら、
町が綺麗だと言いたいなら、感想じゃなく、
実際に町に落ちているゴミの量や、街路樹の年間処理回数、空気の汚染度、道幅とかを
他都市と比較して、その結果を載せれば説得力が出てくるし、
さらに、なぜそうなっているのか法律や行政を調べ、
もろもろのものが制定された町の方針のようなもの、
その思想背景まで踏み込んで書いていけば、単なる紀行文じゃなくなる。
ここまでくれば、十分都市論、文化論の名に値する研究。
アンチ文系の先生も”これは研究だ”と納得してもらえるんじゃないだろうか。
ただこれをやろうとすると調査のために二年くらい滞在しないといけなくなる。
金もかかるし、時間もかかるから、やりたがらない。
どうせ同じ一本なら、紀行文でもいいよね。となってくる。