08/12/07 11:20:49 CT3WfQfS
「文章理解の心理学」5章より
テクストの「面白さ(interestingness)」が文章の種類分けしていろいろ上げられている。
日本の現行の教科書は、国語も英語も十分に面白い。
しかし、彼らの脳味噌は現代テクノロジーの過剰なる刺激で変容し、いかなる文章でさえ
面白さを感じなくなってるようだ。漫画では麻生もどきにしかならない。
高校あたりになると、もう数年来文章を読んだ経験がない生徒もいる。
彼らは教科書を義務的に読むことさえしない、できない。能力以前に、しなくても
よい状況で生きてきた。真似事の強要で、気が付いたら本当にしないできない
人間になってしまった。
interestingness とは対象(テクスト)の工夫と選択変容によって達成されるだけでなく、
主体(学習者)の変態が必要であるという”本当”の問題に向き合う必要がある。
しかし、先行研究は桃源郷を語っているだけで、読み手自体の分析は全く乏しい。
>>
ある内容に興味をもっていることが内容についての既有知識を多くもつことに
つながる。
>>
トピック知識だけで領域知識が不足している場合は、新奇性や意外性が高まり
テクストにより引きつけられるだろうというのは、十分に予想されることだ。
問題なのは最低の知識がないことに他ならない。