08/09/25 05:12:25 oYABFmSG
■目的
まず、教員採用試験の透明化である。1次を全国統一問題で実施し、自治体の発表した最低得点ラインを1次通過者が本当に満たしているかを文科省がチェックをする。
各自治体で行われる2次面接において、コネや汚職がからむ問題は否定できないが、2次面接まで全国共通にしてしまうと、試験官を中央から地方に派遣するコストの問題だけでなく、
「この自治体の教育委員会の取り組みついて」などのご当地質問がなくなり、「なぜその自治体なのか」という動機付けが薄くなる恐れがある。
最低限1次においての合格者得点の透明性は保障されているので、少なくともコネだけで採用される教員は絶滅し、教員採用の正常化につながるはずである。
そして、この試験にはコスト削減のねらいもある。地方の高校などでは採用数1名であることも多く、そのために試験問題を作成・印刷するのは、明らかに費用の無駄である。
この教員採用センター試験こそ、失われつつある教育の信頼回復の切り札であると私は信ずる。
■問題点
近年の都市部の小学校などでは、倍率3倍程度の自治体も出現しており、この教採センターによる足切りがほとんど意味をなさないと考えられる。
この解決には、小学校志望者を増やす取り組みが必要だろう。小学校免許を取得できる大学学部の増加、小学校資格認定試験の合格者増などの対策が求められる。