08/09/25 05:12:12 oYABFmSG
■概要
現在、各自治体によって実施されている教員採用試験であるが、その1次試験を全国共通問題で実施する(以下、教採センター)。モデルは大学入試センター試験。問題はマーク式。
問題作成は文部科学省が担当。全国の各会場で同一時間帯に試験を行う。①教職教養(100点) ②一般教養(100点) ③専門科目(100点) ④適性検査(◎、○、△で判定)
なお、この試験科目以外に特別加点を設ける。これは、非常勤講師や著しいスポーツ・芸術の分野での活躍などがある場合、最大30点まで加点するものである。
特別加点の審査は文科省が行い、A(30点)、B(20点)、C(10点)、D(0点)を受験者に通知。ただし、各自治体の傾斜配点で特別加点は、全配点の2割以下でなければならない。
教採センターの傾斜配点や必要科目は各自治体が決める。よって、自治体によっては一般教養を課さない、適性検査の結果は合否に無関係の場合もある。
そして各自治体は、受験出願者の教採センター成績を文科省に請求。これにより1次試験通過者を発表(1次足切り)し、同時に各校種・科目ごとの合格最低点も公表する。
なお、この足切りにより、2次試験の倍率は3倍以下になるようにしなければならない(事実上足切りを実施せず1次を無効化することで、2次のみのコネ採用を防ぐため)
文部科学省は、各自治体の1次合格者が、公表されている合格最低点を満たしているかを全てチェックする(不正防止) その後、各自治体において2次試験(面接)を実施する。
その際、面接官に必ず民間人を1名以上入れることを義務付ける。1次と2次の結果を総合して、各自治体が教採合格者を決定。
また、採用予定数に満たなかった自治体は、新たに2次募集を公示することができる。
2次募集もやり方は1次募集と基本的に同じ。1次試験結果による足切り(合格最低ライン公表義務あり)を実施し、その後の2次試験で追加合格者を決める。
ただし、2次募集の採用者数は、1次採用者数の2割以下でなければならない(極力1次募集で採用する)
>>2-に続く