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女児暴行の元教諭初公判、起訴事実認める
小学５年だった行方市内の女児＝当時（１１）＝に性的暴行を加えたとして強姦罪に問われた茨城県鉾田市札、
元行方市立北浦中教諭、小島秀和（３８）の初公判が１９日、水戸地裁土浦支部（伊藤茂夫裁判長）であり、小島
被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。
冒頭陳述などによると、小島被告は平成１９年２月１７日夜、女児をドライブに誘って神栖市内のホテルに連れ
込み、１３歳未満であることを知りながらみだらな行為をした。検察側は「（小島被告は）成人女性と交際しながらも
約１０年前ごろから、未成年の女児でもよいと考え、性的な関心を抱くようになった」と指摘した。
小島被告は女児の兄の担任となった１８年４月ごろ、不登校の兄の相談のため女児方をたびたび訪れ、兄と女児を
ドライブに誘っていたが、同年秋ごろから女児一人を誘うようになった。冬ごろからは、ドライブに誘った際、
女児に抱きつくようになった。
昨年１月中旬、初めて女児をホテルに連れ込み、みだらな行為に及んだ。２月１７日にもホテルに連れ込まれ、
同様な行為を受けたため、女児が友人に相談。友人から事件を知らされた担任に呼ばれた女児が泣きながら事実を
訴えたという。
今回の事件をめぐっては、市教委や学校側が具体的な情報を把握しながら１年以上も放置していたことが発覚。
市教委幹部ら７人が訓告などの処分を受けている。
公判後、弁護側は「被害者側と示談が成立し、被告は反省もしている。懲戒処分で免職され、一定の社会的制裁
を受けている」と話した。
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