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【裁判】同僚の男性教諭からセクハラ、相談した上司の校長からはパワハラ…原告側全面勝訴で男性教諭、学校、上司に賠償命令 栃木
同僚の男性教諭からメールでセクハラを受け、学校側も適切な対応をしてくれなかったとして、
足利工業大付属高の女性教諭(34)が男性教諭や当時の管理職、学校法人など
五者に計五百五十万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が十六日、宇都宮地裁足利支部であった。
島田尚登裁判官は男性教諭の行為をセクハラと認定した上で、
学校側も注意義務を怠ったなどとして、総額五十万四千円の支払いを命じた。
判決によると、男性教諭は二〇〇三年四月から十一月までの間、
「あなたが好きだ」「あなたを抱き寄せた夢を見た」などの内容のメールを携帯電話に送信。
女性教諭はメールに嫌悪感を持ち、職場で男性教諭と会うのがつらくなった。
女性教諭は当時の校長や教頭に相談し注意してもらおうとしたが、校長らは適切な対応をしなかった。
また校長らは「校長命令に逆らえば処分しなくてはならない」などと強引に"出頭"を命じ、
和解による解決を迫った。
判決理由で島田裁判官はメールについて「社会通念上許容される限度を超えて違法であり
セクハラに該当する」と指摘。また管理職の対応については「事実関係を調査して適切に対応し、
働きやすい環境を保つように配慮する注意義務があったのに怠った」とした。
判決について原告の女性教諭は「セクハラだけでなく、その後の管理職のパワハラや
共同不法行為を明らかにできた」と満足そうだった。
一方、被告の学校法人足利工業大学は「判決文に目を通しておらず、今後弁護士と協議し
対応を決めたい」とコメントした。
ソース:下野新聞
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