07/05/12 17:08:42 WlpRpmJz
子供と共に米国に渡り、現地の幼稚園に入園させるケースもある。カン・チェスクさん(女性、36)が昨夏、
2カ月ほど子供を米国の幼稚園に入園させたと聞きつけると、他の保護者十数人も「今年の夏も行くんでしょ」
と言い、自分たちの子供も入園させることにした。カンさんは「コスト削減のため、最近は共同購買方式でリーズ
ナブルな費用で行く人もいる」と言う。
このように韓国人が英語教育に使う費用は世界的に見ても最高の水準だ。サムスン経済研究所は、その額を
年間15兆ウォン(約1兆9300億円)と推計している。日本の5兆ウォン(約6435億円)の3倍だ。しかもこれは早期
留学や語学留学にかかる費用を除く金額。留学のため海外に渡る小中高生は、 01年の15万人から06年に
19万人へと5年間で4万人増えた。04~05年の全世界におけるTOEFL(英語圏以外の国から、米国やカナダへの
留学・研究を希望する人を対象に英語能力を測定する試験)受験者のうち、19%は韓国人で、TOEFLやTOEIC
(英語を母語としない人のための英語の全世界共通技能試験)試験のために年間7000億ウォン(約900億円)
以上を使っている。
だが「英語教育に対する関心や支出は莫大だが、その効果は低い」と専門家は指摘する。東アジアの
経営環境情報を提供する香港の「政治経済リスク・コンサルティング」が03年に調査したところ、韓国は
アジア12カ国の中で英語によるコミュニケーションが最も困難な国だった。
04~05年における韓国のTOEFLの成績は全世界147カ国中93位だった。昨年9月からは試験方式がIBT
(Internet-based test)に変わり、文法がなくなりスピーキングが導入されたため、韓国は111位までランクを
下げた。スピーキングだけを見ると134位と下から数えたほうが早い。世界的な流れが会話を強調する方向
にあるのにもかかわらず、教室を一歩出ればこれまでと同じく英語を使う環境が整っていないためだ。
>>405に続く