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つまり、米櫃(びつ)がいつゼロになるのか、というのは意味がない議論で、
金融の世界ではこうしたことが明らかになったときに“short(売り浴びせ)”となる。
また政府がいざとなったときには当事者能力がゼロであろう、ということは“平時”
の現在すでに証明されてしまった。
金融の世界ではいくつかの先行指標がある。ギリシャの場合にはCDS(Credit default swap)
という信用リスクを取り引きするデリバティブ商品のスプレッドが900ベーシス(9%)
を超えたことで危機が一気に広がった。欧米のヘッジファンドなどにはこの商品を使って、
ギリシャが破綻したときに儲けの出る仕組みの商品が大量に出回り、危機が一気に
広がったと言われている。今後はPIGSならぬPIIGESだ、ということでポルトガル、
アイルランド、イタリア、ギリシャ、イギリス、そしてスペインなどでも破綻の
可能性に賭けた商品も出てきている。
日本に関してもCDSスプレッドを売り物にした仕掛け商品がヘッジファンドの間では噂に
なり始めている。これは極めて危険な傾向で、日本に関しては「WHETHER(破綻するかどうか)」
ではなく「WHEN(いつ破綻するか)」の問題だけだ、という言い方に変わってきている。
人口が高齢化し、返済原資もない、急激な増税には抵抗が強い、ということで、要はきっかけだけ、
という状態にあると考えた方がよい。