10/05/31 11:38:31
>>292
郵政民営化は、第一義的には、財政投融資を通じて郵貯が特殊法人に流れることを防ぐ
ためでした 官僚による見えない無駄遣いをやめさせ、民間の投資に回すということです
国債の比率が多すぎることも確かに問題ですが、それは最重要ではありません
この改革によって既得権益を害される郵政ファミリーがプロパガンダとして利用したのが
「郵便局の全国均一サービスの維持」であり「民間に任せたら外国に利用される説」です
資金をグローバルな市場に晒す以上、外資に狙われるというのは全くのデタラメでもない
わけですが、官僚が自由にコントロールできる状態とどちらがマシかという問題です
必要な改革だったにもかかわらず、派遣法の改正等も相まって規制緩和路線は評判が悪く
特に小泉政権の終了後から世論が極端に変化していき、民主党圧勝の流れを作りました
改革に耐えられなかった国民は、緩やかな死を待つのみです