10/06/28 18:31:34
なぜ60兆円もあった税収が40兆円に落ちてしまったのか、それは法人税などを減税したからだ。
GDPがほとんど横ばいなのに税収が60兆円から40兆円にまで落ち込んだのは、自然に税収が
落ち込む事は理論上ありえない。法人税などが減税されたから20兆円も落ち込んだのだ。そして
その穴埋めを消費税でしようというのが財務省側の考えだ。エコノミストが言うように所得税の累
進税率と法人税の税率を91年の水準に戻せば税収は理論的に考えてもGDPが変わらないなら
60兆円の水準に戻るはずだ。
なぜそのような事がおきるのかというと、新聞やテレビが正確な情報を流さず企業や霞ヶ関が
デタラメな情報を流すからだ。企業が法人税が高いから出て行くというのなら出て行かせれば
いいのであり、「株式日記」ではトヨタの奥田相談役やキヤノンの御手洗会長を国外追放しろ
とまで書きました。
もしここで、逆進性の強い消費税を増税し、カネがいっぱいある企業の法人税を減税するという
税制政策をとったらどういうことになるでしょうか?
低所得者層ほど負担は増大します。格差が益々広がり相対的貧困率が益々あがることにこれ以上
説明はいらないでしょう。
従って、税制に関しては、所得再分配が機能するように高額所得者や大企業の税率を上げ、逆進
性の強い消費税を見直すべき、という結論以外ないと思うのです。
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