10/03/06 18:04:33
日銀、そして白川がマスコミから叩かれるようになってきた
いい傾向だ
でも、まだまだ足りない
もっと総バッシング状態にして袋叩きにしないと、日銀は重い腰を動かさないよ
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
◆【激震2010 民主党政権下の日本】菅の要請も蹴飛ばし…日銀の金融政策シナリオ
(前略)今回の会合が注目されたのは、16日、菅直人副総理・財務相が衆議院予算委員会で、
「1%程度の物価上昇を政策目標にすべきだ」とし、インフレ目標の導入を促したからだ。
会合後の記者会見で、白川方明日銀総裁は、「金融政策の手法として意味のある論点ではない」と述べ、
インフレ目標の採用国と非採用国の良いところを採っており現状の枠組みは最適との考えを示し、
インフレ目標の導入を否定した。
よくこれだけ、デタラメなことが言えるのか、あきれてしまう。
2000年代の10年間、120カ月の消費者物価統計のデータを挙げてみよう。
日銀の物価安定の理解は、消費者物価(除く生鮮食品)の対前年同月比が「ゼロ%より大きく2%以下」というものだ。
120カ月のうちこの条件を達成できた月はわずか23カ月、打率1割9分しかない。
ゼロ%以下になった月はなんと94カ月、打率7割8分だ。
これでは、誰が見てもデフレ脱却どころか、デフレ目標をかたくなに達成してきたとしか見えない。
インフレ目標の採用国の悪いところとして硬直的な金融政策があるが、日銀はまさに硬直的なデフレ目標の運営だった。
しかも、非採用国の悪い点である、目標達成できない場合のペナルティーや説明責任もない。
まさに国民にとって悪いとこ取りなのだ。失敗してもペナルティーがないのは日銀総裁にとって都合のよいことだろう。
これほど不出来な中央銀行も先進国で珍しいが、菅副総理の事実上の要請を蹴ってまで日銀は我が道を行くようだ。(後略)
(元内閣参事官・高橋洋一 政策工房会長)