10/02/14 22:10:33
388 名前:dell 投稿日:2002/07/20(Sat) 10:34
>>369>>370
政府消費の増加が当期の増税によってまかなわれるなら、これは完全に再分配政策に過ぎず、
家計消費への影響はこの再分配効果次第ですね。
>>346のように効率的資源配分が達成出来ていない場合には、再分配がこれを補正する方向で行われるならば、有効なのではないでしょうか。
次に、政府消費の増加が国債発行によって行われる場合ですが、リカードの等価定理が完全に成り立つと仮定すれば、
結論は上記と同様でしょう。
しかし、リカードの等価定理が成立しないと仮定すれば、国債発行の増加は民間の金融資産の増加でもあるのですから、
資産増加がもたらす消費喚起効果、あるいは現金、国債の増加がもたらすポートフォリオリバランス効果により
実物資産(株、不動産など)の価格が上昇、その資産効果で消費が増加するということが考えられるのではないでしょうか?