10/05/03 16:30:18
>>469
資産がデフレした金額以上に通貨を供給すればどうなるかな?
マイルドインフレになる。
その結果としての資産価値の上昇は許容できる。
仮に資産価値を上げたとして、30兆円もあるGDPギャップはどうするつもりかな?
通貨を増やしてもインフレにならないのなら、通貨量は同じで「資産価値を増やしても
以下同文になるのではないかな?
明らかにあなたの言っていることは矛盾しているね。
そんなことは無いと言うことだ。どちらも効果はある。
しかし土地は供給が増えない特殊財であり、直ぐに暴騰するだろう。
土地所有者は多少の利益を得るだろうが、それによる景気回復の効果は少ないだろう。
なぜなら格差是正にならない以上、消費は増えないから。(低所得者の方が限界消費性向は大きい)
それよりも供給を経済状況に応じて自由自在に変化できる通貨をふやして、他の先進国と同じような
マイルドインフレにして投資や消費が行われるような環境作りをした方が健全である。
土地に向かわなかった資金はインフレにする以上、通貨退蔵することは損になるので、
否が応でも株式や債券や外国投資に向かうだろう。円安方向に向かうので
輸出企業や国内向け需要企業の価格競争力を上げ、景気回復要因になる。
その証拠の円/ドルの10年間の推移と名目GDPの諸外国との10年間の推移を見ると良い。
円は110-120円/ドルが至当なのだ。
こういう経路で企業が業績を上げれば、自然と労働需給も逼迫し労働分配率も高まる。
それにより、雇用と消費の本格的な回復、経済の回復となる。
土地という一つの財の価格のみに囚われ、経済全体を見ないことはバランスを欠いている。
シロートというのはどちらだろうか? ミクロ経済でマクロ経済は語れない。