09/11/04 23:26:49
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「リフレ派」の「派」というのは実はないんですよ。
少なくともなんらかの「党派」としての集団行動はないわけで、ただあるのは「リフレをいう人」という意味程度でしょう。
僕もこの「リフレ派」「リフレ派」といわれるのはちょっと困惑するわけで、
このブログで何回か書いてるけど、デフレ不況をリフレーションするのはふつうの経済学の採るところと考えているので、
別にリフレ経済学などというものが存在するわけではない。
ただ石橋湛山ならば本人も戦前の「リフレ派」の呼称でもあった「新平価解禁派」と自ら表現していたわけで、
あるケースではそういう括りも便利というだけのことなんですよね。
もちろん便利ではなくそれがいくつかの問題や誤解を生むことも自覚しておかなくちゃいけないでしょう。
ただ少なくとも朝日新聞の編集委員の方の「耐久レース派」というものよりも丁寧な呼称であることが
自分でつけときながらいえるかもしれませんが。
それとこれは個人的ですが、湛山が「リフレ派」ないし「リフレ」の日本の由来であり、
彼が人間の生きる価値を守るために失業や貧困を避けるためにリフレをその中核にしたこと、
それが彼の小国主義を支える経済政策の核でもあったことを考えると、なかなかこのリフレという言葉は
魅力的にも思えるのです。
まとめると、リフレを政策の中核のひとつと考えている人たちというゆるいくくりしかできないので、「リフレ派」なんて実はどこにも存在しない。
デフレ不況が国民の幸福を阻害して久しいことを一人でも多くの人が理解し、
それを止めるリフレ政策を支持してくれる人が増えるのを願っています。