09/11/01 06:08:15
去年1個100円のリンゴが5個消費されました。
去年の名目GDPは500円です。
今年リンゴの物価は1個200円となり3個消費されました。
名目GDPは1.2倍に上昇し、しかし昨年を基準にした実質GDPは300円に下落、GDPデフレーターは2となりました。
もし、リンゴが1個50円と物価が下がり、6個消費されていたならどうでしょう?
名目GDPは300円に縮小しますが、実質GDPは600円でGDPデフレーターは0.5となります。
つまり、GDPデフレーターが1以上だと貨幣の使用価値が下落します。
たとえば、バブル景気の頃、地価は高かったのですが、高いがゆえに庶民は土地を買うのが困難になりました。
「こんなに働いて手に入るのはウサギ小屋かよ(狭いという意味)」、物価の上昇に愚痴を言う人が多かったんですよね。
ウサギ小屋すら買えないという庶民も多数おりました。