09/10/24 22:05:54
米国の大物経済学者が警鐘!
「世界経済危機の第二波が近づいている」
ケネス・ロゴフ ハーバード大学教授(元IMFチーフエコノミスト)に聞く
日本政府に対して二つのアドバイスをしたい。
ひとつは、国債の満期構成を長期化させることだ。
繰り返すが、危機は来る。短期金利が実質ゼロだからといって、短期でつなぐ誘惑に負けてはならない。
たとえ高くついたり、一時的に財政赤字の拡大を招いたとしても、満期構成の長期化は危機の第二波に対する安い保険となる。
第二に、2%程度のインフレを目指すべきだ。
債権者に下落した通貨価値での返済を押しつけるインフレは、債務問題のフェアな解決法とは言えないが、
債務負担を軽減させる有効な手段であることは明らかだ。
日本銀行は素晴らしいリサーチスタッフを抱え、総裁は聡明であり、とてもプロフェッショナルな組織だが、
ことインフレについてはスタンスを改めるべきだと思う。
いまや、米国のFRB(連邦準備制度理事会)の中からでさえ、3~4%のインフレを目指すべきとの声が聞かれる。
日本も、インフレターゲットでも、日本流のオリジナルバージョンでもいいから、早く発想を切り替えるべきだろう。
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