09/09/11 18:32:27
>>96
>仮にはじめ、低所得層も高所得層も、税率30%で同じで「公平」だとしよう。
>また、このときの平均所得がそれぞれ年に250万円と750万円だとする。
>ここで、低所得層の税率を0%、高所得層の税率40%にしてみる。
>(総税収は同じだ)
>可処分所得は次のように変化する。
>低所得層:175万円→250万円
>高所得層:525万円→450万円
>低所得層の消費性向は高所得層より大きいから、これで国全体の
>消費が増え、国民所得が増える。かりに平均的な消費性向が
>0.70→0.75と5%増えるなら、やがて平衡に達したとき、上の式からわかるように
>可処分所得は0.30/0.25=1.2倍、つまり、
>低所得層:250万円→300万円
>高所得層:450万円→540万円
>になる。
>累進課税で低所得層の可処分所得が増えるのは当然として、
>高所得層の可処分所得も、525万円から540万円に増えているでしょ。
>累進課税による再分配は、国全体の消費を増やし、国民所得を引き上げるから
>高所得層でさえ、得をするんだよ。
名目ではね。
実質がどうかと考えると、
0.70→0.75のときに、物価も上昇するから、実質的価値は0.7/0.75=1/1.07になる
540万ではなく1.07で割った値505万になる。元は525万(750の70%)だったから20万のマイナスだ。