10/02/28 10:17:25
いまの日銀はある意味、「世界最強の中央銀行」である
これほどデフレを長く続けても総裁のクビが飛ばないというのは、他の国ではありえない
これだけ失敗を繰り返している中央銀行は世界でも珍しいが、それでいて「最強」なのだ
竹中平蔵氏はこう述べている
いわば日銀は日本経済より、自分の「勝手な美学」を大事に考えているのだ
本来なら、これを是正するのが政府の責任である
日銀の独立性が尊重されるべきであるのは当然である
ただ「独立性には「目標の独立性」と「手段の独立性」の二種類があって
本来、中央銀行が持つべきなのは「手段の独立性」なのである
中央銀行に目標を勝手に決める権利はない
決めるのは国民を代表する政府でなければならない
いま足下で日本の実質金利は3%台後半にまで上昇している
この大不況下で13年ぶりの高水準だというから驚く
結果、円高によって輸出企業の収益改善ペースは鈍く
将来的な収益拡大期待に乏しいから日本株は世界の中で取り残されている
このままでは本当に国内景気は底割れしてしまう
「事業仕分け」もいいが、政府は今こそ「責任」を果たし
日銀をデフレ克服のために働かせなければならない