09/04/01 12:46:57
>>188
「金融庁は農林中金に対し、金融安定化法を適用して資本注入する方針を固め
ていたのです。
しかし、これを察知した農林中金側は反発し、独自に財務基盤の強化に乗り出
しました。1兆9000億円の独自増資を計画し、JA千葉などが応じたわけ
です。
こうなると、金融庁は手を出せなくなる。なぜ農林中金側は、金融庁の施策を
嫌ったか。
公的資金を入れられれば、金融庁の行政指導対象となり、農水省OBによるそ
れまでの“農水王国”に、人事を含めて金融庁の支配や干渉を受ける余地をつ
くることになるからです」
農林中金の素早い独自増資の動きに、金融庁は当然その真意を見抜き、官僚と
しての感情を害したという。
関係者によると、そのリアクションとして「上野降ろし」を官邸に焚き付けた
のだという。
「巨額損失を発生させた農林中金理事会の体質を、金融庁は官邸に問題だと喧
伝し、官邸を味方につけて主導権を取り戻そうとした。
官邸も金融庁の言うことに耳を貸し、任期切れを待って上野氏を退任させるこ
とに同意したようです」(関係者)