08/12/29 06:13:34
高橋是清のやった赤字国債の日銀引き受けは、正確にはシニョリッジ政策では
ないよ。それぞれの国債発行直後には日銀が直接に引き受けたが、直ぐ後で市場で国債
を売却している。デフレが終わるまでずーっと日銀が保有していたわけではない。
つまり、本当に必要なのは政策転換を国民に信用させることであって、言い換えれば
予想を転換させることでなの。現金、ゲンナマをどれだけ出すかよりも、そっちの方が
重要。もちろん短い期間でも日銀引き受けが実行されたという事実が政策転換を明確に
意識させ予想を転換させる手段として機能したのは確かだろうけどね。
重要なのは期待に働きかける政策。