10/02/11 18:31:05
日本破綻の危機が迫っている?!
■マーケットキャパシティの問題
2000年頃は、借換債を含めて「国債の1年間のマーケットキャパシティは120兆円」だった。但し、不況時は融資先が減り、キャパシティは増える。
それなのに、「国債発行額は、補正を含まないで135兆円以上(借換債含む)」などという、「当初予算」を民主党が出して来た。
■民主党は「2010年度の国債発行を44兆円以下に」と言うが…
当初予算で44兆円発行というのは、未体験いまだかつてない規模。
▽09年度:当初予算の国債発行…33兆円 補正を組んだ後…44兆円
補正を組んで44兆円になったのだから、(補正まで含めた)そこを(当初予算の国債の)スタート地点とするのは、如何なものか?
そう…、せめて当初予算では引き締めに引き締めて予算を組んでおかないと、大変なことになる。補正まで含めて当初予算の国債額を考えてしまうと、後から補正予算を組めなくなってしまう危険性がある。
■「財政が破綻する」とは…
「財政が破綻する」 =「予算が組めなくなる状況に立ち至る」 =「借金ができなくなる」 =「国債が予定通りに売れなくなる」
日本は、今までは「国債をいくら発行するか」だったが、2010年度以降の予算編成では「予算そのものが組めるかどうか」の段階になっている。
■事は、それだけにとどまらない。
国債の金利は、その国の金利の基準となる。国債金利が上がれば、企業の借入金利も、住宅ローンの金利も上がり、日本経済全体が痛撃される。
ここに至ってようやく、経済リテラシーのない国民は、「巨大な財政赤字が持つ本当の意味」を知ることになる。