09/08/22 22:09:38
>>494
■「保険方式」とは…
先ず、私的保険にせよ社会保険にせよ、『「保険料を支払った対価として、給付が受けられることが原則。代わりに、給付を受ける際の追加支払いを減らす」もの。』
勘違いしている人が多いが、公的保険(健康保険や年金など)の保険料は、自分に掛けている《積立て式》ではなく《仕送り式》。
『「保険」制度の意味とは、健康保険を例にとればよく解るが、困っていない時に保険料を納付しておき、困った時にサービスを格安で受けるもの。』
また、社会保険は、「権利であると同時に義務として広く加入させ、リスクを分散するだけでなく、貧困を社会的に予防する」という、
《所得の再分配機能》や《損失の再配分機能》(国民に冨ではなく痛みを分かち合ってもらうこと)を持つ。
★《損失の再配分機能》…もはや、バラマキは、理念も規範も無視される、シニシズム(冷笑主義)
■「政治はながらく冨の再配分機能だとされてきたが、財政が極度に悪化し、少子高齢化によって国勢が衰えていく日本において、今後求められるのは“損失の再配分機能”」である。
損失の再配分とは、国民に冨ではなく痛みを分かち合ってもらうことである。
そのために、政治にとって最も重要なのは言葉であり、より誠実で、丁寧で、合理性のある説明責任である。それが果たされなければ、国民は受け入れるはずがない。
政権維持あるいは政権奪取という目的がすべての手段を正当化する、といわんばかりの今のバラマキ主張の民主党が担うには、あまりに重い機能である。
■今、民主党は、政権奪取ただ一点を何事にも優先させる、という空気に染まっている。
大きな問題であろうが小さい問題であろうが、身内に摩擦が起ころうが起こるまいが、まじめに議論すべきは議論せよ、と主張しても、相手にされない。
冷笑されるだけだ。理念も規範も無視される。もはや、シニシズム(冷笑主義)と言ってもいい。
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