08/10/12 07:09:10
金融危機や世界恐慌の可能性に首相の一文は触れていた。
なんのことはない。危機の日本波及を読み違えていただけではないか。
弁明まで軽いことにあきれる。かつて政治改革政局で「解散」の
「重大決意」を口にして退陣を余儀なくされた先輩首相もいた。
言葉が命取りになることを、麻生首相が知らないはずはあるまい。
自民に広がる総選挙先送り論は見当がつく。いま解散なら政権を
失うかも、という恐怖である。首相も同じ心境か。
「私は逃げない」と書いた言葉の真偽を問う。
政権維持へ赤字国債での景気刺激論が与党に強まる。
国民の将来不安を逆なでする古い手法と、東証株価の暴落と、
無縁とは言い切れまい。
「国民の信」が決定的に乏しいのだ。そうさせた一因が
首相にあるなら責任は重大である。