08/10/04 15:24:35
「ようやく実現」と期待 金融関係者、効果疑う声も
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【ニューヨーク3日共同】金融危機対策のための緊急経済安定化法が3日成立し、ウォール街の金融関係者からは「危機対策がようやく実現する」(米エコノミスト)と期待の声が上がった。ただ米景気の後退懸念は強まっており、効果を疑問視する見方も出ている。
米エコノミストのジョエル・ナロフ氏は「不良資産の買い取りが軌道に乗れば、金融市場はゆっくり回復に向かうだろう」と新たな仕組みを評価。「市場の信頼を取り戻すために必要だった」(格付け会社)と歓迎する声が聞かれた。
一方、米調査会社代表のマーティン・ワイス氏は「金融危機を終わらせるには、不良資産の買い取り規模が小さすぎるし対応が遅すぎる」と指摘。「金融機関が積極的に参加するかどうかなど、効果が不透明だ」(米投資顧問会社)と懐疑的な意見もあった。