08/12/29 20:57:07
>>847
一言でいうと、社会資本の蓄積が進んだ社会では貨幣価値が
その分だけ増大してしまうために、意図せずとも自然に任せれば
必然的にデフレになっていきやすい。
デフレにならないようにするために、意志的に中央銀行がマイルド
インフレに誘導しなければ必ず不況になっていってしまうということ
から、
ベーシックインカムに類する、基礎的な必要最小限度の収入を、
税金からではなく、
マイルドインフレが進むという前提でできるかぎり遠い将来での
返済なら返済の負担にならないような無利子の国債または公債
を中央銀行に引き受けてもらうことで確保できるのではないか、
ということでした。それによって自然に、増税なしで、かつ毎年
自動的にマイルドインフレへの圧力をすこしずつ掛けていくこと
が可能になり、それによって国内での消費、需要を喚起して自然
デフレ圧力を打ち消してマイルドな産業拡大圧力を生むことに
つながり、予定したインフレ率も達成されて将来の負担はほとんど
ない、という理想的なコントロールが可能かのではないか、
ということでした。金額のレベルを正しく制御しないといけないで
しょうが、この政策の可能性がどこかで検討されているでしょうか。