07/12/16 21:28:52
>>446
【先進国の労働者の道】
◆「今日、グローバル化の波が押し寄せるなか、私達は、『一つの国の中にとどまらず世界の人達との競争(労働力、労働生産性など)に直面している事を先ず認識すべき』なのです。
そうした中で各国の教育システムも変わりつつあります。
情報を単純に記憶するだけでは、変化の激しい社会には対応できないのです。
その情報をいかに理解し、分析し、実社会に応用するかが問われているのです。
『単に知識の記憶だけなら、多くの国の労働市場から消えつつある種類の仕事にしか適さない人材育成となっている』」
by アンヘル・グリア OECD事務総長 日本に対して苦言を呈す
OECD・国際学力調査PISA(読解力、数学、科学の三分野)の責任者
▼つまり…
「先進国の労働者は、新興国の労働者と労働生産性などの労働力レベルで競争している。
新興国の労働者でもできる仕事は、先進国の労働者がする仕事ではないから、その種類の労働は給与が少なくても仕方ない。
先進国に生まれた以上は、理系クリエイティブクラスを目指さないといけない。
日本が戻そうとしている詰め込み教育は、時代に逆行。先進国の労働市場から消えつつある種類の仕事にしか適さない人材育成。
詰め込み教育を受けた労働者は生産性が低くく、低賃金の新興国に労働力レベルで負ける。日本の労働生産性は低下の一途。
新興国の労働者でもできるホワイトカラーの給与を下げ、逆に理系クリエイティブクラスの給与を上げる、《労働の価値観による給与体系》に改める対策が必要。
それにより理系クリエイティブクラスの就職戦線での価値を上げ、子供がなりたい職業にし、人材育成の教育をそちらに向ける」
■80年代までは先進国だけで競争をしていた。
社会主義国の陣営は資本主義を導入しておらず競争相手ではなく、資源も日本は現在の新興国から格安で買いあさっていた。
それが今では、中国・インド・ベトナムなど、低賃金で人口の多い(=労働者の多い)国も国際競争に参加。
『企業レベルだけでなく、労働力レベルでも大競争時代に突入している。
だから、そんな国際労働力の競争の中で、相対的に劣位に置かれた労働者の生活水準が下がるのは、不思議なことではない。
日本の劣位の労働は、マニュアル化すれば新興国でも可能。』