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パチンコ業界と警察
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★パチンコと警察の癒着の実態(『パチンコ30兆円の闇 溝口敦著 小学館』より引用)
なぜこうも警察はパチンコ店を庇うのか。東京・池袋の指定暴力団系幹部がいう。
「パチンコ業界がおいしいからに決まっている。大都市の繁華街を管轄する署
の署長ともなれば、異動すると業者からの餞別が凄い。額からいえば退職金の
2度もらい、3度もらいと一緒だ。盆暮れの付け届けは当然、生活安全課長や
係長クラスに対しても、何かと理由をつけちゃあP店(パチンコホール)がカ
ネを運んでくる。下っ端のお巡りもそのことを知っているから、こぞって生活
安全課に行きたがる。あそこは質屋や古物商、風俗営業、銃砲刀剣なんかが担
当で、女の子でもやれる。しかも刑事試験を受けずに行ける。安全課の連中は
楽でカネになるから、刑事にならなくてもいいというわけ」
パチンコ業界に詳しい研究センター主宰のA氏も指摘する。
「だいたいパチンコホールは警察署単位で組合をつくっている。鎌倉なんか1店
だけのくせに、1組合という異常事態です。いかに警察がパチンコ店を意のま
まに操っているか、自明じゃないですか。署長は一回動くたびに400万~500万
円入る。場所がよければ、3回異動すれば家が一軒建つとさえ言われている。
県単位の業者の集まりに出ると、だいたい地元の警察でテーブル2つを占めて
いる。生活安全部長や暴力追放センターの専務理事なんかが筆頭です。しかも
彼らのいうことは『おい、組合長、最近、顔見せんじゃないか。どこでゴルフ
やってんだよ』と暗にゴルフ接待を強要する。かと思えば『どうも俺、クラブ
が合わなくなってな』とゴルフクラブを贈れと迫る。実に露骨です」