06/09/16 09:27:12
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AP通信によると、1998年の通学途中に誘拐され、それ以来8年以上も監禁され、
23日に無事保護されたナターシャ・カンプシュさん(18)は28日、声明を発表し、
監禁の8年間は「人生の一部だった」と誘拐犯に同情する心境を語った。
ただ、その一方で、誘拐犯から「ご主人さま」と呼ぶように言われていたことも明らかになった。
当時、まだ10歳だったカンプシュさんを誘拐し、自宅の車庫の地下室に幽閉したみられる通信技師の
ウォルフガング・プリクロピル(44)容疑者は23日に自殺している。
地元誌「プロフィル」は、カンプシュさんが脱出した直後の体重は42キロで、
誘拐された当時と同じだったと報じており、監禁生活の不自由さがしのばれる。
しかし、声明には容疑者への強い憎しみや怒りの感情は記されていない。
むしろ、気遣いを示しており、カンプシュさんは長い間、犯人と接触することで、
犯罪被害者が過剰に連帯感や好意、同情を抱いてしまうという「ストックホルム症候群」の症状を呈しているようだ。
ストックホルム症候群(被害者が加害者に対して被害者であるにもかかわらず
好意を持ってしまう現象)というのがあるが、これは従業員が経営者に対しても、
有権者が政治家に、労働者が資本家に好意を抱いてしまうこともあるようだ。