04/01/10 22:54
竹中改革とは何か
竹中改革というのを一言で言うと、銀行の査定方法を変えて、先の新生銀行に
続き、幾つかの主要都市銀行を米国の投資会社の物にする、という仕掛け
だそうである。
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結論から言うと、アメリカが日本の政策を支持するのは、アメリカが得をする
からである。かつて長銀が破綻した時、日本は4兆円を投じて破綻処理を行い、
新生銀行という形で優良資産をまとめ、それを売りに出した。日本からは買い手が
つかずに、結局米国の投資会社がそれを買った。その値段は10億円である。
不良債権から切り離されたのだから業績は好調で、1年に600億の利益を上げ、
しかもかつて長銀の取引先であった企業の情報やコネもそのまま持ち込んだので、
そうした企業情報を利用してアメリカは更に儲けている。今回の竹中改革で、
大手銀行が更に破綻したら、同じ事が起きるのだ。米国は日本の銀行をわが物にし、
大儲けをした上に、日本の企業情報も手に入る事になる。
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このように見てくると、米国が中心となって、日本がせっせと金を吸い取られる
構図になっている、というのが見えて来るのではないだろうか。・・・日本の
自殺者は毎年3万人に及ぶが、それらの中で経済的理由による自殺者は公式には
7000人程度らしい。公式というのは、遺書があって、その中に経済的理由を明記
してある数、という事だ。書かれてない場合もあるし、体面上、自殺そのものを
隠す場合もあるだろうから、この数字は更に大きいと見て良い。それでもこの
公式値は、ベトナム戦争で毎年出た米軍戦死者数にほぼ匹敵する数値だそうである。
アメリカにせっせと貢いで、国内では自殺者を増産し、ますます国民は苦しむ事
になる。URLリンク(www.yshimizu.com)