09/06/02 23:52:59 nkAbVYJ+
自民党動物愛護管理推進議員連盟の設立趣意書からその理念を確認します。
改行を施しました。
「動物の虐待は、人類の品格を落とすものであり、文明の鉢面を汚すものであり、
国民の幸福を壊すものであり、社会の品位を損ねるものである。
我々が動物虐待防止の本会を設立するのも、無力で罪のない物言わぬ動物たちへの
思いからであるが、実はそのことが、人間の根本的な情換の改善に役立ち、
健全かつ優美、高尚な国民性を養うことになるのである。」
この文章は、一世紀も前に、有識者により日本で設立された「動物虐待防止会」の
設立趣意書の-部です。
「人とは歴史に学ぶことのない生き物である」と言ったのは誰だったでしょうか。
我々はこの文章を読み返すに、忸怩たる思いを抱かざるをえません。
一世紀前と「弱き者」を取り巻く環境は変わらないばかりか、動物虐待はより一層
深刻化しているといっても過言ではないのです。
動物虐待防止や野生動物の保護は確かに動物を守ることです。しかし本当は、
人間自体を守ることであるということに、我々は思いを致さねばなりません。
万物の霊長たる人としての使命、他者へのおもいやり、いのちの意義の理解、
卑怯を知る心、信頼と癒し、動物のためというより、人間は、自らのために
彼らの生を尊重し理解すべきなのです。
今日本は、黙っていて本当の意味での動物愛護が、浸透していく状況にはありません。
無責任な飼主、不作為の行政、狂信的な動物愛護等、バランスの崩れた事象が
顕在化しています。であるからこそ、我々は動物虐待の実態理解の促進、
社会的な啓蒙活動、制度の改革、人間の怠慢の認識、狂信の排除のため、
共同して活動することを決意致しました。
我々自由民主党動物愛護管理推進議員連盟は、人間自身のために、理不尽かつ
不合理な動物への虐待の根絶を目指します。そのために、目の前にある課題の解決と、
子供達、否、日本人全体への命の教育を両輪とし、「弱き者」への人としての、
品格・節度ある態度とは何かを追究し、啓蒙していきたいと考えます。