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犬の鳴き声、金属プレス機よりうるさい 環境省調査
ペットをめぐるトラブルで件数が多いイヌの鳴き声について、
環境省が初めて実施した騒音レベルの調査結果が明らかになった。
大型犬のラブラドルレトリバーやディズニー映画「わんわん物語」に登場する
アメリカンコッカースパニエルがほえた時の声は、工場で使われる金属プレス機の音よりうるさかった。
同省は「イヌの鳴き声は騒音レベルが高く、飼い主側の対応が求められる」と話している。
調べたのは、シェパードやビーグル、ミニチュアダックスフンドなどを含む計11種類26頭。
イヌから5メートル離れた場所で、ほえた時の騒音レベルを測定した。
ラブラドルレトリバーとアメリカンコッカースパニエルの鳴き声は92デシベルで、
金属プレス機から5メートル離れた場所で測定した騒音(90デシベル)を上回った。
シェパードやゴールデンレトリバー、ミニチュアダックスフンドの鳴き声も、
5メートル離れた場所で聞く大型自動車の走行音(86デシベル)よりうるさかった。
家の外1メートルでほえたイヌの声は室内で聞いても15~20デシベルしか下がらず、
多くのイヌの鳴き声は昼間のテレビの音(67デシベル)をかき消してしまうことが分かった。
02年度に東京都、横浜市、大阪市に寄せられた飼い犬に関する苦情は計2万1420件。
そのうち10%は、鳴き声がうるさいという内容だった。
環境省動物愛護管理室は「飼い主にはうるさくなくても、イヌの鳴き声は近隣の迷惑になる。
飼い主は、無駄ぼえしないようにしつけたり防音の工夫をした犬小屋を使うことが求められる」と話している。