09/03/11 09:23:13 Cjc8drmk
たまたま見つけたブログですが、「共生」を考える手がかりとして。
「それぞれが特異な一匹一匹(一羽、一頭……)」という言葉、胸に染みますね。
後半のデリダの猫との入浴の話も面白い。ジャック・デリダはかつて『虫に聞け』がトンデモ引用していた仏哲学者。
ご本人(故人)は愛猫家であり、自伝的映画には自庭の猫の墓が映し出された印象的なシーンがあります。
【報告】 一匹の猫と共に理性的であること―ドミニク・レステル講演「動物性と人間性」
URLリンク(utcp.c.u-tokyo.ac.jp)
氏は動物を、ときに「種」から逃れることができる、それぞれが特異な一匹一匹(一羽、一頭……)として、
かつまた、人間から切り離された観察対象ではなく、共に世界を構築する相手として思考し直し、接し直し、
かくして「人間と動物のハイブリッドな共同体」を目指すことを提唱するのである。
それは、人間と動物のあいだに「意味、利害関心、そして情動の分有」がなされる共同体である。