10/03/20 16:00:24 O2/khc21
>>623
それ以前にまずレーニン自体がプレハーノフの考えを裏切っている。つまり修正主義にはしったわけだ。
プレハーノフはどちらかといえば教条主義者だから、ロシア革命が起きる前からレーニンの思想を
マルクス主義に反する考えだとして批判していた。
資本主義も経ずに封建国家からいきなり社会主義へととびこえる無謀なプロレタリアート革命は、
そもそもプロレタリアート革命ですらないし、新政府(ソ連)は専制国家になるとか政治的怪物に
なるだろうとね、ロシア第一革命以前から予言していた。
そりゃそうだ。プロレタリアート革命ってのは少くともマクロ的にみてプロレタリアートが国民の大多数、
少なくみても過半数に逹するような国じゃないと成立しないし、そもそもプロレタリアート革命とすら呼べない。
それがもともとのマルクスの考えのはず。しかしロシア革命当時のロシアは資本主義の萌芽期で
プロレタリアートは人口の1割かせいぜい2割程度を占めたにすぎなかった。
こういうところで起きる革命というのはマルクス主義的にいえばブルジョワ革命かナショナリズム革命であって、
プロレタリア革命と名付けてはならないものだ。レーニンもさすがにそれを知っていたのでロシア革命を
プロレタリア革命と呼ぶのを躊躇ったし、社会主義秩序の導入もまだ孫の世代の話になると宣言せざるをえなかったわけだ。