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“高学歴ワーキングプア”が急増中! 「官製資格ビジネス」に乗せられた博士たちの悲痛
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「ポスドクなんて、我々から見れば天国ですよ」
とため息をつくのは細谷伸治さん(仮名・40歳)。都内私立大学の非常勤講師で、専攻はドイツ文学だ。
無理もない。週に1コマ(90分の講義)につき、月額2万5000円。これが非常勤講師の平均賃金である。
コマの数を増やすことでしか収入を上げることができない彼ら。最悪の場合、半期分の仕事し
か得られず、年収15万円という人もいる。しかも大学の講師職は、その専門性の高さゆえ、
職場の数そのものが多くない。
首都圏ほかの大学非常勤講師組合の2007年度アンケート調査によれば、専業非常勤講
師約600人のうち、ほぼ半数が年収250万円以下だ。
さらに、非常勤講師は原則として単年度契約のため、どんな理由で次年度の職を失うかわ
からない。予算の都合、カリキュラム変更など―。
大学側からすれば、人件費を抑えるうえでも、非常勤講師の存在はありがたい限りなのだろ
う。ある私立大学では、非常勤講師が担当するコマ数の割合は全授業の約6割。にもかかわ
らず、非常勤講師の人件費は全人件費の5%にすぎない。大学の授業は、無数の“パート先
生”によって成り立っているのだ。
「将来は生活保護しかない」親の扶養で暮らす非常勤講師も
「独文では食えない、ということはわかっていたんです。でも、いくらなんでも博士号を取れば、
貧乏でもどうにか生活していけると思ってました」と細谷さん。
博士課程修了者が博士号を持っているとは限らず、むしろ文系では少数派だが、細谷さん
は数年前、教授に勧められて留学したドイツで取得した。
なけなしの貯金がどこまで持つか、ほんとうに博士号を取れるのか……。不安と戦いつつ、
一日中机にしがみついていた日々を今も思い起こす。
が帰国当初、大学は1コマしか授業枠を与えてはくれなかった。ポストは年配の教員たちに占
拠され、若手が入り込む余地はない。(ry