09/11/05 17:24:40 OsgGiPKb
フリーターを批判するというつっこみ間違いがニートを産んだというのが、私の見方です。
フリーターは少なくとも働いて稼いでいたんだから、悪くなかったんです。
それなのに、「フリーターなんてやめなさい!」と叱ったから、なにもしないニートになっちゃった。
じゃあ今度、「ニートはやめなさい!」と叱ったら、いったい彼らはどこへ行っちゃうんでしょう。
なにもしない以上に無に近づくとしたら、即身仏くらいしかないですよ。
民放テレビのバラエティー番組でニート特集みたいなのをやると、筋金入りのダメ人間がスタジオに集められるので、善良なる視聴者のみなさまはご立腹します。
でも、あれは番組の演出上、ヘラクレスカブト級のニートばかりを集めてあるってことをお忘れなく。
もしあんなのが身内にいたら、と感情移入して腹を立ててもしかたのないことです。
これまでの人類の歴史が証明しているように、どんなに立派な両親からも、ダメ人間は産まれます。
これは教育とかの問題でなく、単なる不運です。宿命です。
しかし、ものは考えようです。犯罪に走るような積極性も、破滅的なギャンブル志向もない人だからこそ、ニートになるわけで、ほとんどのニートは社会的には人畜無害です。
たまに、能力がないわりに態度だけでかい人もいますが、それにしたって、社会を脅かすような存在ではありません。
しかも、ニートはたいてい、親かだれかの世話になっていて、いますぐ飢え死にする危険はありません。
ですから私は、積極的なニート対策は必要ないと考えます。どちらかというと、フリーター(アルバイト・パート)の待遇改善のほうが急務です。
これをやればニートがフリーターになろうとするでしょうしから、結局はニート対策にもつながるはずです。
能力も実績もないニートから、いきなり正社員ってのは無理があります。まずは、フリーターを目指すのが現実的でしょう。