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Gifu BMW 多治見支店販売担当係長 月に名刺500枚、夢を買うお手伝い [09/12/15]
退職金で新車の購入を決めてくれた男性から、100枚ほどの分厚い名刺の束を渡された。よく見ると、全部自分の名刺だった。
「こんなに渡していたんだ」と我ながら驚いた。契約にこぎ着けるまでの4年間、男性の自宅に通い、カタログと一緒に渡したり、会えなくてポストに入れておいたりした名刺だ。男性は「あんたが来た証しだよ」と言った。
入社5年目の2007年、1年で122台の新車を売った。年に30台売れば一人前と言われる世界で、飛び抜けた成績だ。全国の正規ディーラーの営業担当者の中でトップセールスとして表彰された。
岐阜県多治見市、土岐市、瑞浪市など東濃地区を担当する。「東京や大阪、名古屋といった大都市でもない地方都市でどうして」と、誰からもセールスの秘策を聞かれる。しかし、「特別な方法はありません。
とにかく回って人と会うことです」と答える。
1カ月に使う名刺は500枚。仕事を終えても、お酒を飲むのは自分の誕生日と大みそかだけ。車の故障や商談でいつお客さんに呼ばれてもすぐ駆けつけられるようにだ。靴は1カ月で履きつぶす。
就職氷河期での就職活動。履歴書だけで落とされ続けた。「実力で勝負できる仕事がしたい」と思い、新卒採用の予定がなかった今の会社に何度も電話をかけて頼み込み、面接までこぎ着けた。
「やる気だけは誰にも負けません」とアピールした。