09/06/29 17:22:39 C1pI0Gcj
「―澪!!」
澪(―・・・!!この声―!!)
澪「律!!」
悲鳴にも似た声で、澪は叫ぶ。その視線の先に、肩で息をする律がいた。
律は男達に囲まれた、服装の乱れている澪を見て、歯を軋ませた。
律「澪・・・。お前等!澪から離れろ!!」
先生B「・・・・・・」
男A「何だ、お前?お前も遊んで欲しいのかよ?あぁ!?」
男B「はは!笑わせんな!この娘と比べたらガキじゃねぇか!!」
男C「特に胸とかなww」
男A「まぁ、顔は悪くないし、別に遊んでやっても良いんだぜ?w」
下品な笑い声を上げる男達を睨み、律は傍にあった鉄パイプを握って構えた。
一瞬にして静まる廃工場。
70:モリシゲ
09/06/29 17:23:20 C1pI0Gcj
律「澪から、離れろ」
そう言った彼女の声は、鉄パイプを握る手と同様に震えていた。
そのころ、唯は。
唯「憂~、お腹すいた~」
憂「はいはい。もうすぐ晩御飯出来るから。今日はね、カレーだよ♪」
唯「やった~!憂の作るカレーおいしいから大好き!」
机にもたれかかって、テレビのチャンネルを変える。
ちょうど映ったニュース番組で、不審者に襲われた被害者の報道が行われていた。
唯「・・・・・・」
何気なく、窓の外を見る。
71:モリシゲ
09/06/29 17:24:38 C1pI0Gcj
唯「憂~、お腹すいた~」
憂「はいはい。もうすぐ晩御飯出来るから。今日はね、カレーだよ♪」
唯「やった~!憂の作るカレーおいしいから大好き!」
机にもたれかかって、テレビのチャンネルを変える。
ちょうど映ったニュース番組で、不審者に襲われた被害者の報道が行われていた。
唯「・・・・・・」
何気なく、窓の外を見る。
唯「澪ちゃん、大丈夫かな・・・」
唯(りっちゃんが付いてるから、大丈夫だよね)
律『・・・へ?あ、あぁ。そうだな』
律『そんときは私が澪を守る!』
唯「・・・・・・」
72:モリシゲ
09/06/29 17:25:18 C1pI0Gcj
唯(りっちゃん、あんまり態度には見せなかったけど、凄く澪ちゃんのこと心配してたな・・・)
唯(友達思いだもんね、りっちゃん。それに、澪ちゃんは幼なじみの親友だし)
唯(・・・でも、そのせいで無茶しなきゃいいんだけど)
急に不安になってきた唯は、チャンネルを別の物に変えた。
憂「―あっ!!」
唯「ぎゃっ!!」ビクッ
憂「えっ?」
唯「び、びっくりした・・・。おどかさないでよ憂~」
憂「こっちがびっくりしたよ・・・。―お姉ちゃん、お願いがあるんだけど」
唯「何?」
憂「カレールー切らしちゃってた☆買ってきてくれる?」
唯「任せなさい!」
びしっと敬礼一つ。唯は憂からお金をもらって玄関に走る。
73:モリシゲ
09/06/29 17:26:22 C1pI0Gcj
唯「憂~」
憂「ん?」
唯「・・・おつりでアイス買ってきてもいい?」
憂「・・・;」
一方、紬は。
紬(だいぶ暗くなってきてわね・・・)
唯と同じように、窓から外を見る紬。
紬(でも、りっちゃんがいるから、澪ちゃん大丈夫よね)
ふいに、紬の頭に少し前の部活での会話が蘇ってきた。
74:モリシゲ
09/06/29 17:27:02 C1pI0Gcj
律『澪はホント、昔っから恐がりでさ~』
澪『なっ何を!』
律『小学校の時なんか、放れた飼い犬に追い回されて、泣き叫んでたんだぜw』
唯『わぁ、澪ちゃんかわいい~』
澪『そ、そんな昔の話!』
律『今でも怖いんじゃないか~?ん?』
澪『律!!』ゴッ
律『あだっ!!』
紬『ウフフ。でも、その後はどうなったの?』
澪『・・・お、追いつかれそうになったとき、律が来てくれて・・・』
紬『まぁ。じゃあ、りっちゃんが追い払ってくれたの?』
律『ホント、目を離すとすーぐ厄介事に巻き込まれてるんだもん。その後もさー・・・』
澪『り~つ~・・・』ギロリ
律『わーかったわーかった。これ以上殴られると、唯より悪い成績とっちまう』
唯『あはは~wwそうだね~』
律『つっこめよオイ;』
紬(澪ちゃんにとって、りっちゃんは親友であり、素敵なヒーローでもあるのね・・・)
75:名無しさん@毎日が日曜日
09/06/29 17:28:58 e5lyo4+K
コピペ荒らしで喜んでる奴は、奈々と同レベルの低脳な件