09/01/10 14:24:09 tBqHQafT
日本国民は決して「殺戮は、もうこりごりだ」と実感したのではない。
そうではなく彼らは『負け戦』にこりごりしたにすぎない。
もしも太平洋戦争に勝っていたら、「日本万歳!」と叫んでいたことだろう。
なにしろ、自分の国が全く攻められない時、つまり他のアジアの国に攻め込んでいる時
には、日本国民は自国の神聖さと天皇の栄誉を称えて歓喜していたのだから。
これで一体どこが「戦争や争いが嫌になった」と言えるのだろう??。
だから、日本国民は、終戦によって「戦争や殺戮にこりごりした」のではなく、
生まれて初めて本土を爆撃されたり、徴兵制度で愛する者と別れたりして、
その結果として自分たちに起きた「不自由な生活」にこりごりしたに過ぎない。
人は戦争や殺戮それ自体を嫌になったわけではなく、
戦争によって自分に起きる、「生活苦」や、
戦争による「悲惨な人間模様」が嫌であったにすぎない。
いわば、負けた時は「ギャンブルは二度とごめんだ」などと言うものの、
勝って儲かれば、またギャンブルをやる賭博屋のようなものだ。