08/12/30 22:18:38 gYxz/ySv
>>550
＞決まってたって、知らなきゃ感覚の上では決まってないのと同じなんだし。
決まっていて、尚且つ知っている状況というのはプッチ神父が目指した世界だな。
荒木飛呂彦は、第五部と第六部で「運命」をテーマにしているようだし。
第五部と第六部は、
「運命が決定されているものだとしたら…」というスタンスで執筆されている筈だ。
メイドインヘブンが作り出す「天国」は、
その決定された自分の未来を各々の人間が自覚出来る世界だ。
プッチ神父は、皆が運命を受け入れるための『覚悟』が出来る世界を作りたかったわけだ。
[「覚悟した者」は「幸福」であるッ！
悪い出来事の未来も知る事は「絶望」と思うだろうが、逆だッ！
明日「死ぬ」とわかっていても、「覚悟」があるから幸福なんだ！
「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ！］
これをエンポリオが阻止してしまった。
要するにだ。
荒木氏が言いたかったのは、運命を受け入れるだけの受動的な生き方では無く。
意志を持ち、能動的な生き方をする事こそが「生きる」事であると言いたかったのだろう。
『覚悟』とは、未来を受け入れる事では無い。
ジョルノ
［「覚悟」とは！！暗闇の荒野に！！進むべき道を切り開く事だッ！］